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川越を歩く

久々の晴れなので、埼玉県川島町の芳康いちじく園に行くことにしました。朝から晴れていれば朝採りのいちじくがあるだろうと思ったのです。

しかし、行って見るとシャッターが閉まり、「本日閉店」とありました。諦めて帰ろうとした時に、中に人がいるのが見えたので、近づいて見ました。

 ご主人が中にいてシャッターは開けてくれたのですが、ここのところの長雨で、いちじくがぱっくりと割れてしまい、商品として出せないので店を閉じているとのことでした。見ると、まだ青いいちじくが割れていました。中には、熟して食べられそうなものもあるのですが、割れてしまっていると痛みが早く商品にはならないようでした。

「台風が過ぎて何日か経ってから来てみてください」と言われました。11月に入った頃の方がもっと甘くなって美味しいとのことでした。

 私たちの後にも遠方から来られた方が着きましたが、天気が良いのでこの後も何人か来たかもしれません。

 

 前回、いちじくを買った帰りは、青梅のガラス工房まで行きました。今回は、川越に行ってみることにしました。家内は行ったことがあるようですが、私は、中学生の時に行ったきりです。

 しかし、よくテレビで紹介されていますから、街の様子は初めて見た感じではありません。「時の鐘」はそうした見慣れた光景の一つでしょう。

 車を「札の辻」と呼ばれる蔵の街並みが始まる交差点の近くのパーキングに停めることができたので、そこをスタートに、蔵の街並みの通りと、「大正浪漫夢通り」そして「喜多院」へ行きました。

 着いたのがもうお昼でしたから、時の鐘のある通りの奥の食堂で「川越ラーメン」を食べました。その店が川越ラーメンの元祖だと店の中には書いてありました。

川越ラーメンは、唐揚げしたサツマイモとコーンが入っていました。それ以外は普通のラーメンです。

 昼食の後、まずは喜多院へ向かいましたが、その時に「大正浪漫夢通り」を通りました。洋風の建物の歯科医院がありました。途中、蜂蜜を売っている店があり足を止めると、ご主人が熱心に自分が蜂蜜を作っているのだと写真パネルなどを見せながら説明してくれました。家内がひと瓶買いました。2000円しました。国産の蜂蜜は高いものです。しかし、舐めさせてもらった味は、昔味わったことがある蜂蜜の味でした。

 そのうち、ご主人からコーヒーを飲んで行ってくれと言われ、言われるまま腰掛けて蜂蜜がたっぷり入ったコーヒーを飲んでいると、部屋の周りに絵が飾ってあるのが目に入りました。聞いてみると自分が水彩を教えた生徒の作品とのことでした。部屋の奥にはかなり大きな絵があります。案内されて見ると、花のイメージを水彩で描いたものでした。

 ご主人は、蜂蜜の製造販売もしていますが、元は花屋だそうです。そして今は人力車の店を経営しているようでした。店は陣力屋というようです。

 喜多院には実は期待をしていました。水彩絵の具とスケッチブックを用意していたのすが、蔵の街では、人が多過ぎて絵を描ける様子ではありません。喜多院は良いかと思ったのです。

 しかし、予想していたよりも意外と狭いです。紅葉もまだで、絵になる景色がありません。

 五百羅漢は有料です。じっくりと見れば面白そうですが、それは、今度接写ができるレンズとカメラを持って来た時に見ようと思いました。

 裏にまわると堀がありました。かなり大きな空堀です。なぜお寺に空堀なのか。喜多院へ行って興味深かったのはこちらでした。

 蔵づくりの街並みがある一番街に戻って来ました。

 平日の水曜日ですが。観光客が多いです。土日だともっと多いのでしょう。先日の土日は川越祭りでしたから、さぞ賑わったことでしょう。


 一番街を歩くと、こんな古い洋風の建物が並ぶ路地がありました。その入り口に「トルコ雑貨」の店を案内する看板がありました。路地の奥を覗くとその店が一番奥に見えました。ちょっと立ち寄ってみることにしました。


家内は、陶器のコースターを買いました。店の主人はトルコ人のようです。店の主人が奥の部屋も見て行ってくれというので行くと、綺麗なランプがありました。そういえば天井からもたくさんのランプがぶら下がっています。私がランプに興味を示すと、2階は全部ランプだからぜひ見ていってくれと言うので、2階に上がってみました。

 2階はとても美しい空間になっていました。店の主人が作ったものもあるとのことでした。片隅に透明なガラスのランプがあり、それに色ガラスやビーズを貼り付けて作っているとのことでした。大きさは色々ありますが一つ17000円ぐらいします。

 店は、路地の一番奥にあり、しかもこの2階の空間は、店の主人から話を聞かないとわかりません。私たちがいる間も何人か客は来ましたが、大抵入り口周辺を覗いて帰って行きます。私は、この2階の空間に感動したので、たまたま下に降りた時にいたお客さんに、「ぜひ2階を見た方がいいですよ」と言ってしまいました。

 店を開いて4ヶ月ほどとのことです。良い作品なのですが、商売としては難しいのかもしれません。

 一番街通りは危険です。美味しそうな食べ物がたくさんあります。

 我慢して素通りしましたが、抹茶ソフトクリームには捕まってしまいました。抹茶ソフトクリームはどこにもあると思うのですが、「濃茶ソフトクリーム」が美味しそうだったのです。色の濃い方が濃茶ソフトクリームです。写真を撮る前に上の方を私は食べてしまったので、部分の写真です。

 興味深いものとしては、「そうび木のアトリエ」にあった木製のコーヒーミルです。家内が試してみましたが、思ったより簡単にコーヒー豆を挽くことができます。1万円近くします。一生使えると考えれば良いのかもしれません。普段使い慣れているものがあるので買いませんでしたが、魅力的な逸品ではありました。

 スケッチブックを持って行ったものの、今回はスケッチをしませんでした。平日でも混んでいますから、今度は早朝にでも行ってみようかと思っています。