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初冬の低山2

 低山歩きの良さは、まず朝あまり早くなくても良いことです。いつもだと、山へ行く時は、朝6時前には出発しています。ともすると朝3時などということもあります。しかし、今回は、西荻窪8時半の電車で余裕でした。

 向かった駅は藤野駅です。駅には、「藤野15名山」というパンフレットもあります。今日向かったのは、その中の「鷹取山」です。

 鷹取山は駅からすぐ登れるので、人気があるのでしょう。「鷹取山」のパンフレットもありました。

 藤野駅の改札を出ると相模湖方面へ線路に沿った小道を行きます。すると、陣馬山方面へ向かう道路に出るので、その道を行きますが、中央道のトンネルの手前に右手に行く細い道が鷹取山への道なのです。よく見ると小さな標識があります。

 この先も標識を見落とさずに行けば、鷹取山への尾根道に出ることができます。

 落ち葉を踏みながら尾根道を登って行くと、南面が広く開けたところに出ました。柑橘類の木がたくさん植わっていて実をつけています。

 遠くには大室山が見えていて、良い景色でしたので、水彩の道具を出し、ハガキサイズの水彩紙にスケッチをしました。このくらいのサイズなら15分もあればスケッチできます。

 鷹取山への尾根筋の最初の山は「岩戸山377m」です。

 スケッチをしていた時に後ろを通って行ったグループが休憩をしていました。

 

 尾根道は小さなアップダウンがありますが、小渕山の手前には急な下りがありました。

 しかし、さすが藤野15名山にしているだけあって、道が整備されています。ロープはトラロープではなく、もっと太くて掴みやすいロープでした。

 小渕山376.8m山頂は樹林の中でした。

休憩せずに先へ行きます。

 分岐点です。右へ降りて行くと上沢井のバス停に出ます。帰りにはここへ戻って、上沢井へ降りました。

 山頂へは直進で登って行きます。ここから15分の予定です。

 山頂間近に振り返ると富士山がよく見える場所がありました。

 この場所から山頂までは5分ほどでした。

 鷹取山山頂に11:43に着きました。駅を出たのが9:35ですから、途中でスケッチをしたものの約2時間です。

 山頂は木々はありますが、葉が落ちて見晴らしは良く、生藤山や陣場山が目の前に大きく見えました。

 早速昼食です。コンビニで買った助六寿司です。食べようとした時、手が滑って太巻き2つがオムスビコロリン状態です。野ネズミのご馳走にしましょう。


 昼食後、水彩スケッチをしました。目の前の陣場山です。生藤山も良いのですが、陣場山は尾根筋がはっきりしていて登って行くような感じで描けそうだったのです。

 最初にF4サイズの水彩紙で描きました。30分ほどかかりました。山の形を探りながら描いているので、どうしても余計な筆数が入ってしまいます。

 あとで、ハガキサイズに10分ほどでスケッチしましたが、こちらは山の形が頭に入っているので、一筆で決めやすく、さらりと描くことができました。

 山頂から上沢井のバス停まで25分程で降りてきました。バスは、14:05です。まだ30分以上あったので、バス停の近くで水彩スケッチをしました。

 冬は日が陰ると急に寒くなります。午後2時ぐらいで山を後にして正解でしょう。

 のんびり歩いてスケッチをする時間もあったので、こうした山歩きをもっとしたいと思いました。