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高尾山のシモバシラ

 シモバシラ はシソ科の多年草です。冬になると枯れるのですが、根がしばらく生きており、水を吸い上げるので、茎から氷柱ができるのだそうです。根が凍るまで見られるとのことで、1月初旬ごろまでが見頃のようです。


 1月4日は仕事始めということもあり、電車は通勤の皆さんでいっぱいでした。ご苦労様です。私と妻は8時過ぎのケーブルで上がり、9時少し過ぎには高尾山の山頂に着きました。

 山頂手前にある建物ですが、これ全体がトイレです。2階は女性専用。1階は女性と男性用になっています。大勢人が来る高尾山です。その対応がしっかりしていることが良いです。

途中の薬王院で、法螺貝に先導され本堂に向かうお坊さんの列に出会いました。


 山頂手前で相模湾が輝いて見えていました。よくみると小さく江ノ島が見えます。

山頂の奥には、富士山が美しい姿を見せていました。



今回の目当てであったシモバシラ です。高尾山から城山へ向かって下り、分岐点からもみじ台を巻く道に入ったところでたくさんのシモバシラ に会うことができました。実は、その前に、ケーブルで上がってしばらく行くと男坂と女坂に別れるところがありますが、女坂の途中でシモバシラ を見つけました。しかし、数で言うともみじ台の巻道が一番多いです。蝶のように見えるものは、その先の一丁平と城山の間で見つけたものです。どんな植物でもこのようになるわけではなく、シモバシラ というシソ科のこの植物がこのような姿を見せるというところが不思議です。

シモバシラ については、高尾山ビジターセンターのHPに詳しく載っていますので、そちらをご覧ください。


高尾山から城山までシモバシラ を見たり、木ノ実や葉っぱを手にとって見たりのんびり歩いたので1時間20分ほどかかりました。城山(小仏城山)の山頂は、アンテナ施設と茶店の存在が大きいですが、テーブルや椅子もたくさんあるので、昼食をとるには良いところです。私たちはテーブル席ではなく、南に少し降りた、草地で昼食にしました。富士山がよく見えています。山頂の反対側は八王子市の街並みがよく見えます。


 城山で昼食を食べた後、私は水彩スケッチをしました。


城山から相模湖方面へ下りる道は、東海自然歩道というだけあって道はしっかりしています。道は針葉樹林帯の中であったり、明るい広葉樹林の中の道であったりします。千木良のバス停まで50分ほ程で下れるようですが、妻は下り坂が苦手なので、ゆっくりと1時間半かけて下りました。バスは1時37分のバスが時間通り来ました。相模湖駅へ出て帰途につきました。