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5月の北杜市

 森下真吾さんの「シンゴと吾偶とうつわ」展は今月31日まで北杜市のウィークエンドギャラリー「ムウ」で行われています。木金が休館日です。日野春アルプ美術館の「風の会展は、27日までですが、休館日は火水なのです。土日月ならどちらも空いてるのですが、こちらの都合が悪く、9日水曜日に森下真吾さんの個展を、10日にアルプ美術館へ行くことにしました。9日の夜は久しぶりにロッジ山旅へ宿泊です。

ギャラリー「ムウ」は小海線甲斐大泉駅と甲斐小泉駅の間にある別荘地の中にあります。ホームページへのリンクを貼りましたので、詳しくはそちらを見てください。

 ギャラリーへの入り口は比較的狭いのですが、奥へ行くと広い空間があり、陶芸作品だけでなく、染色やガラス工芸や様々な工芸品が置かれています。所狭しと置かれている作品の数は膨大です。その一角に今回、森下真吾さんの作品が特別展示されているのです。


 森下さんの作品は、吾偶(ごぐう)と呼ばれる人形と器です。私はすでに吾偶を9つほど持っています。森下さんが可愛がっていた愛犬ペローをモデルにした作品を私は好きです。しかし、ペローのものは持っていないので、今回良さそうなのがあれば購入しようと思っていました。ただ、今回はペローシリーズは思ったより少なかったのです。もちろん他の作品も写真のように魅力的です。

 ここには皿が写っていますが、ほかにもワイン杯やコーヒーカップなどもあります。我が家では写真の右上に写っている丸い皿を購入しました。

 北杜市には、色々なギャラリーがあります。私と家内がよく行くのは、絵本の美術館ですが、絵本の美術館だけでもいくつもあるのです。

 今年は新緑が早く平地の新緑はもう終わりで、緑の色が濃くなっていますが、北杜市はいまが新緑です。この木々の美しいときに、美術館巡りも良いのではないかと思います。


 2つのギャラリー巡りの他に、北杜市に行く目的が実はあります。一つは、友人のS氏の別宅に寄り、竹のアイリッシュフルート作りをすることと、久々に山の絵を描くことです。それと、ロッジ山旅へ泊まってオーナーの長沢さんとお会いすることです。

 アイリッシュフルート用の竹はS氏と一緒に房総の方までもらいに行ったのですが、私が持ち帰った竹はサイズが短かかったので、S氏のところにある長い竹をもらいに行きました。彼の作ったフルートはオクターブの音程も良いので、指穴の位置を計らせてもらいました。

 ロッジ山旅は、甲斐大泉駅の方にあります。駅からは徒歩15分ぐらい、パノラマの湯の近くにあります。オーナーの長沢さんは、山のガイドもされており、「木曜登山」という参加者を募っての山歩きを企画されています。 長沢さんは「季刊山の本」に随筆を連載されています。山に関する興味深い話を聞くことができます。

 私たちが泊まったのは水曜日でしたので、翌日の木曜日は「木曜登山」で朝早く出かけていかれました。

 ロッジ山旅には、中村好至恵さんの山の水彩画がたくさん飾られています。廊下だけでなく、各部屋やトイレなどにも飾ってありますからかなりの数です。


 甲斐大泉駅脇の道をどんどん道なりに登り、天女山入り口を右に曲がると「まきば公園」に出ます。ここからは、八ヶ岳の主峰赤岳が目の前に見えるのです。何回かここで絵を描いたことがあります。

 今回は、ほんの一瞬赤岳の下の方が見えた時がありましたが、あとはほとんど雲に隠れていました。ほんの一瞬見えた赤岳はまだ雪があり、さすが主峰の趣でした。

 赤岳の隣の権現岳もその頂きは見えませんでしたが、手前の三ツ頭は見えていたので、そちらを今度は描くことにしました。

 日が差すと暖かいのですが、雲に日差しが遮られると、途端に寒くなります。トイレに行こうとしたのですが、駐車場にあるトイレはシャッターが閉まっていました。どうやらレストハウスが開く10時まではあかないようです。

 牧場の方は、9時から入れるようになっているので、そちらのトイレは10時前からでも使えました。駐車場に車で来てトイレが閉まっているのを見て帰って行く人もいたのです。

 日野春アルプ美術館は、中央線の日野春駅と長坂駅のちょうど中間にあります。中央高速の長坂ICを出てそのまま道を降って行くと長坂下条の交差点に出ます。そこからすぐなのです。

 「風の会」は画家の松田一也さんとその水彩画教室の会員の方の作品展です。

 日野春アルプ美術館の館長の鈴木さんもその会員なので、作品を出していらっしゃいます。

 また、私がたまに行く北杜市のアイリッシュパブ「BULL&BEAR」の奥様もこの会員です。

 日野春アルプ美術館は坂本直行氏の山の絵は畦地梅太郎氏の木版画をたくさん展示している美術館でもあります。山が好きで北杜市方面に出かけられる方はぜひ立ち寄ると良いです。


 アルプ美術館を出て、その近くで甲斐駒ケ岳をスケッチしました。すっきりとは晴れていないので、雲がかかり気味です。この絵を描いてから車に乗って小淵沢方面へ移動していると、その時になって雲が切れてすっきりとした甲斐駒ケ岳が見えてきました。反対側には雪をかぶった権現岳が見えていました。小淵沢方面からは赤岳は見えません。権現岳が八ヶ岳の主峰のように神々しく見えます。この地方の人々にとっては権現岳が信仰の山であったことが頷けます。

 雪をいただいた山を描けるのは、5月中ぐらいまででしょう。今度は何かのついでではなく、山を描くつもりで出かけようと思いました。