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正月の高川山

 高川山も人気が出てきて大勢の人が登る山になったようです。駅からすぐに登れることと、何と言っても富士山を眺めるのに良い山です。

 4日の早朝ならまだ、あまり登る人も少ないだろうと考えてJR西荻窪の駅を5:33の電車で出かけました。


 初狩の駅には7時少し前に到着しました。駅を出発したのは7:06です。墓地の横の道路を歩いて行くと、朝日を浴びた滝子山が大きく見えてきます。


 舗装道路は樹林帯の中に入って行くと砂利道になります。その砂利道の先に、トイレが見えてきました。ここの場所は車が5台ほど停められそうです。

 さらに少し行ったところが高川山の男坂・女坂コース入り口です。ここまで駅から20分ほどで来ました。


 道は樹林帯の中の尾根に取り付き、まっすぐ登って行きます。傾斜が次第にきつくなり、葛折りになってしばらく先に道標が見えて来ます。男坂と女坂の分岐です、コース入り口から20分程です。

 前回は雪もかなりあったので、女坂にしましたが、今回は、男坂を行くことにしました。

男坂は最初と最後がロープもある急な登りです。しかし、大勢の人が歩くようになったせいでしょうか、道はしっかりと踏み固められていて浮石もあまりありません。


 前方に大きな岩が見えて来たら、男坂ももうすぐ終わります。大きな岩を過ぎて、少し行くと先の方に道標が見えて来ます。女坂が合流するところです。男坂の登りに25分ぐらいかかりました。ここまで上がると富士山が見えます。


 女坂の合流から少し登るとなだらかな尾根道を歩くようになります。右手には木の間越しに大きく富士山が見えていて気持ちの良い道です。

 笹原の中を登るようになればあとひと登りで山頂です。

 山頂に飛び出すと見晴らしの良い山頂に嬉しくなってしまいます。山頂部分は岩が寄せ集まったようになっていて、樹木は無いのです。少し風はありますが、日当たりが良く、気持ちが良いです。もちろん目の前には大きく富士山が見えています。

山頂には8:28に着きました。駅から1時間22分です。

 今回は、油絵の道具を持ってきたのです。以前ここで富士山を描いた絵が中途半端になっていたので、そのキャンバスを持ってきたのです。前の絵と全く感じが違うくらい加筆しました。

 現場でざっくり描いた状態なので、空の部分など、家で加筆して仕上げる予定でいます。

 高川山からは遠くに南アルプスが見えていました。


 山頂を後にしたのは10時ごろです。下山は女坂を行くことにしました。女坂は、男坂の分岐からすぐのところで、道が沢を横切るようになっていて、以前は道がザレていて危なっかしい感じだったのです。その道もかなり踏み固められていました。ロープもありますが、ロープは念のために軽く持つぐらいにしたほうが良いです。

 女坂の途中から沢コースへ入りました。

 沢コースは途中から小さな車両なら入れる林道になります。このコースは別名玉子石コースとも言われていました。玉子石は、もうすぐ男坂・女坂コース入り口に着く手前の斜面にあります。

 女坂コースをずっと行くよりも沢コースに入った方が傾斜は緩やかと言えるでしょう。しかし、林道歩きの部分があるので、その部分はあまり面白い道ではありません。

 初狩駅には11時頃到着しました。下りは約1時間です。

 今日、山頂に到着した時には私一人でしたが、その後、続々登ってきました。山頂には常に5〜6人ぐらい居る感じです。しかし、2人連れが多く、団体ツアーはいませんから静かな山歩きができました。