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陶芸作品

 この作品は、赤の志乃土に蕎麦釉をかけたものです。マスキングテープを細く切ってススキのような感じに貼り付けて模様を出しました。

 マスキングテープで模様を作る技法は、今回初めて試しました。撥水剤を使うよりもはっきりと模様が出ます。

 こちらは、志乃赤に伊羅保釉をかけたものです。これもマスキングテープで釉薬を抜きました。いかにもマスキングテープで抜いたという感じです。

 これもマスキングテープですが、藁灰釉をかけたあと、マスキングテープを剥がし、そこに織部釉を筆で置いてみました。

 もっと織部の緑が出るかと思ったのですが、それほどではありません。織部釉薬の緑が少し周りにも滲みました。


 この二つはあまりうまく行かなかった作品です。どちらも油性の撥水剤を使っています。

弁柄で図柄を描き、その上から透明釉を霧吹きでかけて弁柄を押さえました。その上から図柄の部分だけ油性の撥水剤を塗ってから藁灰釉薬を厚めにかけました。撥水剤だと、シャープな抜け方ではないので、せっかく描いた図柄が引き立ちませんでした。


 富士山のシルエットと、朧月をイメージして作りました。志乃赤土に結晶鉄赤釉をかけています。マスキングテープで富士山と月の形を貼り、先に鉄赤釉をかけています。そのあと、マスキングテープを剥がし、ブロンズ釉薬で富士山と月を描きました。ブロンズ釉薬は、うまくいくと黒の上に金色が出るのです。月の方は、ブロンズ釉の周りを藁灰釉を筆で置いてあります。

 最初にかけた鉄赤釉が薄い感じがして、縁の方だけもう一度釉薬に浸けています。そのため厚めにかかった釉薬が下に少し流れています。最初からちょうど良い濃さの釉薬に1度だけ浸ければ、もう少し、欣一な感じになったと思います。ただ、そのほうが良いのかはなんとも言えません。鉄赤とブロンズ釉薬の組み合わせは、もう少し試してみたい気がします。

 直径20㎝の皿です。かなり薄く作ってあります。少しゆがんでしまいました。

裏に槌目のような模様を大きな丸刀で彫ってあります。陶芸教室にある伊羅保釉は先生が調合したものですが、今まで失敗が少なく、良い色が出ています。

 私が通っている陶芸教室は、以前住んでいた千葉県柏市にあります。自由な雰囲気で、やる気さえあれば、先生は色々教えてくださり、とても良い教室です。

 生徒の皆さんはもうベテランの方々ばかりで、ゆったりのんびりと作陶される方が多いです。

基本的に酸化焼成、還元焼成を交互にやっており、以前は年に何回も焼成していたようです。しかし、最近は、なかなか焼く作品が溜まらず、そのため焼成は年に2回ぐらいになってしまいました。

 今回焼いてみて、反省点をもとに、次はこうしてみようというアイデアは浮かぶのですが、それを実施できるのが半年あるいは1年後になってしまうのが、少々残念なところです。

 自分で窯を持っていたら、次々と試行錯誤を繰り返して、自分なりに納得のいく作品作りに行くつくことができそうです。陶芸の世界は奥深いです。お金もかかります。

 奥深い世界を、興味深い気持ちで覗き込んで踏みとどまっているのが今の私です。