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晩秋の六道山公園

 都立野山北・六道山公園は、狭山湖の西にあります。杉並区の自宅からは車でちょうど1時間のところです。

 公園の西の方にある展望台は以前にも行ったことがありましたが、中央部にある谷戸には、まだ行ったことがありませんでした。

 以前現地でもらった公園の地図を見ると、結構奥まで谷戸は続いており、景色が良さそうでしたので12月13日(月)行ってみることにしました。

 

公園のホームページは下記になります。

https://www.sayamaparks.com/noyama/


 車で行くと、禅昌寺の奥の須賀神社を目標に行きます。須賀神社の右側の細い道を入って行くと、駐車場の表示が現れます。そこまでの道は狭いのですが、駐車場は広いです。

 駐車場の近くに保存された古民家があり、そこにトイレもあります。


 谷戸には、田んぼがあります。稲が育っている頃には、カエルの鳴き声も聞こえてくるのでしょう。

 今はススキが美しいです。


  谷戸の奥までは、歩いて10分ぐらいです。そこから対岸を回って戻ることもできますが、谷戸をつめて、尾根に上がることにしました。尾根に上がって、隣の谷戸へ降りてきて駐車場へ向かえば良いと思ったのです。

 尾根に上がるまではやはり10分ほどでした。

尾根に上がって左へ行けば展望台のある場所へ出ます。駐車場のある方角は東なので、右へ向かいました。

 尾根の上の道は小粒の砂利道です。片側にずっと緑色のフェンスが張り巡らされており、狭山湖の奥に当たる部分には入れないようになっていました。


 「里山民家」と書いた標識が分岐点にあったので、そちらへ降って行きました。

すると、先ほど斜面を登り始めた谷戸の奥にまた出てしまいました。

 古民家の北東側にあった駐車場へ出るには、もっと尾根道を行き、猿久保という場所から谷戸を下るのが正解だとあとで地図を見て知りました。

 


 しかし、同じ場所に出てしまったものの、行きに通った道ではなく対岸を行くと別の景色を味わうことができてよかったです。


 この日は、もう1箇所、六道山公園の一番西側にある、「駒形富士山」がどのようなところか知りたくて行ってみました。

 ここもトイレと駐車場が整備されていました。

 全国各地にミニ富士山があり、地元の人々に親しまれています。ここはどのようだろうと少し期待していました。

 いきなり、長い階段が現れました。


 本物の富士山も、ひたすら頑張って登り続ける山ですから、ここも少々殺風景ではありますが、階段を一段一段登って行きました。

最初に見えていた階段を上まで登ると、それまでと同じくらいの段数の階段がまた現れました。

 最後のステップに237と書いてありました。

実は、展望を期待したのですが、樹木に囲まれ、全く展望はありませんでした。

山頂部分だけでも樹木が低ければ、目の前に奥多摩の山々が大きく見えるはずでした。


 駒形富士山からは尾根伝いに六道山公園を東へと向かうことができます。しかし、今回は途中の脇道から駐車場へ下りました。

 富士山は、帰りに立ち寄った瑞穂町のジョイフル本田屋上から見た景色です。

 ジョイフル本田屋上の西側には横田基地があります。その向こうは青梅市です。ジョイフル本田の他には高い建物があまり無いので、大岳山から武甲山までよく見えます。この写真で見えている一番奥は雲取山でしょうか。

 

 駒形富士山は、あまりお勧めできませんが、須賀神社の奥に広がる谷戸はオススメの場所です。