アルミ線と試験管による一輪挿し

 アルミ線と試験管で一輪挿しを作る授業を平成11年頃中学校で実施しました。その頃は、一輪挿しに丁度良い試験管をずいぶん歩き回って探しました。今はネットで手に入ります。以前のホームページにも紹介していましたが、材料に関する情報を新しくして紹介します。


 最初の写真は、中学校の授業で実施した時の生徒作品です。

置くタイプが二つあるものは、一ヶ所アメリカンフラワーのディップ液で赤く膜を作ってあります。また挿してある花は広告紙で作った花です。

 次の写真は、教員による図工美術の研修会の様子です。この時、小学校の先生が100円ショップのマニュキュアで花を作る方法を教えてくれました。

 100円ショップで売られていたマニュキュアはホルムアルデヒドが含まれていたとかで、先日お店から撤去されてしまいましたが、またそのうち安全なものが出回るようになることでしょう。100円ショップで売られているマニュキュアで花を作るのは、かなりコツが入ります。また、有機溶剤の匂いもきつく換気の良い場所で行う必要があります。いわゆるアメリカンフラワーのディップ液はさすがに気になる匂いは少なく、大きな花びらも簡単に作れます。ただし、値段は1缶160mlで1000円以上します。


次の作品は、私の作ったものです。置くタイプよりも壁掛けタイプの方が作りやすいです。


 試験管は、日電理科硝子オンラインショップで購入しました。P-16.5S(口形形状:NLニューリップ)というものです。2015年1月段階で単価61円でした。平成11年に授業で行った時もこのタイプの試験管を使いました。ホームセンターで売っているのを見かけましたが、それはもっと細いタイプでした。

 アルミ線は、画材店で買うよりもホームセンターの園芸コーナーで買ったほうが安価です。授業で実施した時は、金物屋でKg単位で購入しました。 盆栽用のアルミ線を探すと黒やこげ茶のものも手に入ります。

 試験管の中に入れた硝子ビーズは、浅草橋でビニール袋入りの物が売られているのを見つけて購入しました。

 

※この資料は、教育活動などでご自由にお使いください。