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藤野の里山で油絵を描く

 これが昨年11月22日に藤野駅の北側に30分ほど上がったところにある場所から描いた油絵です。これをさらに自宅で加筆していました。しかし、特に左側の絵の場合、影の色が自然な色合いにならずに困っていました。そこで、再び現地へ油絵の道具を持って加筆することにしたのです。


 西荻窪駅を6時20分ごろに出る電車に乗りました。今は、日の出が一番遅い時期ですから駅に着いた時には、まだ日が昇っていませんでした。ここから藤野駅までは1時間かかります。

 6時過ぎに初狩と笹子の間で電車と鹿が衝突したとのことで、電車によっては遅れがでるとのことでした。しかし、立川駅で大月行きに乗り換え、電車はスムーズに藤野駅に到着しました。 

 絵を描く場所は、藤野駅の東側から線路を踏切で越え、トンネルの手前を右へ行きます。このルートは岩戸山を経て鷹取山へ続くものです。トンネルをくぐって行ってしまうと陣馬山の方へ向かうことになります。


 トンネルの手前を右に行くと、中央道をくぐって向こう側に出ます。道なりに登って行くと、藤野神社の石段に出ます。この石段を一番上まで登っても良いのですが、途中で左手へ行く道がありますから、それを行くのが近道です。


 私はかなりゆっくりのペースで登りましたが、それでも35分でベンチがある場所まで来ました。ここは南面が開けており、ゆずの木がたくさん植わっています。「柚子畑の展望台」と呼ばれているようです、もうとっくに地元の人がゆずを採ってしまっているかと思ったら今年はまだのようです。


 柚子畑の展望台で最初の絵を約1時間加筆しました。それから藤野駅の方へ少し戻り、2枚目を描きました。2枚目の場所は、11月とは違い葉っぱが枯れて落ちてしまっており、だいぶ雰囲気が変わっていました。しかし、地面に落ちる影の色や、左手手前の常緑灌木の様子は参考になり、加筆することができました。